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会津、名水強清水のすぐ隣にある手打蕎麦処「もろはくや 菅井商店」です。

会津養老の井 強清水物語

強清水物語 与曽一、与曽二の絵

~民謡 会津磐梯山~

♪エンヤー 恋の滝沢舟石超えて、親は諸白(もろはく) エーマタ 子は清水

諸白(もろはく)とは、純生の酒のことである。それではなぜ、親は諸白で、子は清水なのか、これには次のようなものがたりがある。

 昔、山のふもとに、与曽一、与曽二という木こりの親子が住んでおった。父は正直な働き者であるが、それに反し子は、手に負えないならずものであった。
 ある年のこと、百日の日照り続きで大干ばつとなり、猪苗代湖の水も涸れ、大飢饉となった。  しかしながら、年老いたこの父は、いつも山仕事の帰りに、酒に酔っている。不審に思って、子の与曽二が父の後をつけて行く。
すると父は、山麓の岩の間からこんこんと湧く真清水を飲んでいる。不思議なことにその父は、いい機嫌に酔って帰るのである。これをみた子の与曽二が、そっと立ち寄り、すくって飲んでみれば、なんともないただの清水であった。
 その夜、与曽二の夢に女神が現れ、「お前はこれまで自分の悪行を改め、今後は心を入れかえなさい。」と告げる。与曽二は、深く神慮に感じ、それからというもの、おのれの前非を悔い、生まれかわって、真人間にたち還った。

『親は諸白、子は清水』 すなわち「強清水」で、いまに伝わる会津養老の井として広く世にしられている霊泉である。

名水強清水、清水の写真

名水 強清水のおいしい清水

強清水の清水は現在、「ふくしまの水 三十選」の一つとして認定されています。
ぜひお立ち寄りください。

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